できること・できないこと
亡くなられた方の契約整理には、こちらから連絡できるものと、ご自身で動いていただくものがあります。司法書士・税理士・弁護士だけが扱える手続きもあります。お預けいただく前に、線引きを先にお読みください。
お引き受けすること
契約は、会社の窓口によって二つに分けています。メールで連絡する会社には、相続人の方をCCに入れてこちらから送ります。フォームで連絡する会社には、こちらから送り、会社からの返事はそのまま相続人の方に共有します。電話・来店・郵送しか受け付けない会社、アカウントへのログインやWeb申込みが要る会社、役所・金融機関は、窓口や持ち物を書いてお渡しします。
こちらから連絡できる契約
メール・問い合わせフォームで死亡後の解約を受け付ける会社
- 動画、音楽、アプリ、クラウドストレージなどの有料契約
- 通信販売、定期便
- 固定回線、警備・見守り、スポーツクラブ、会費のあるサービス
送る文面は先にお見せします。メールで送るときは相続人の方をCCに入れ、フォームで送るときは会社からの返事を共有します。
ご自身で進めていただく手続き
電話、来店、郵送、アカウントへのログインやWeb申込み、役所、年金、金融機関など
- 携帯電話、電気、ガス、水道、放送、新聞
- 銀行、証券、生命保険、役所、年金、健康保険
- 相続人の方の本人確認や、書類の原本提示が求められる窓口
- 会社が電話や来店だけを案内している手続き
- アカウントへのログインやWeb申込みでしか進められない手続き
- SNSのアカウント削除・追悼設定の申請(申請先と必要書類の整理)
窓口、持ち物、伝える内容、受付時間を一枚に整理します。手続きそのものはご自身で進めていただきます。
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無料診断と手続き計画
必要になりやすい手続きを、期限の近いものから並べます。登録や書類の提出は要りません。
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契約の洗い出し
カード明細、通帳、郵便物から、続いている契約を探します。故人のメールやスマートフォンへのログインはしません。
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完了と残件の一覧
終わったもの、残っているもの、ご自身で進めていただくものを分けてお渡しします。
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生前の棚卸し
ご自身の契約やアカウントを、元気なうちに書き出しておくための記入例を用意しています。
資格が要るのでできないこと
法律で弁護士、司法書士、税理士の業務とされているものは扱いません。期限や窓口を整理し、頼む先を分けます。
| 手続き | 頼む先 | こちらでできること |
|---|---|---|
| 相続登記、裁判所に出す相続放棄などの書類 | 司法書士・弁護士 | 期限、窓口、必要になりやすい資料を一覧にしてお渡しします。司法書士法3条・73条に定められた業務は行いません。 |
| 準確定申告、相続税申告、申告が要るかどうかの個別判断 | 税理士 | 期限と相談先をお伝えします。税理士法2条・52条に定められた税務代理、税務書類の作成、税務相談は行いません。 |
| 遺産の分け方の相談、相続人どうしの調整 | 弁護士・司法書士 | 契約整理の表をお渡しするところまでです。分け方の助言や調整は行いません。 |
| 相手方と争いのある解約、返金の交渉 | 弁護士 | 会社からの返信と経過を記録してお渡しします。弁護士法72条に関わる交渉は行いません。 |
| 役所や年金事務所に出す書類の作成、代筆 | ご自身または専門家 | 記入例と持ち物をお渡しします。書くのはご自身です。 |
方針として行わないこと
資格の有無とは別に、このサービスでは扱わないと決めていることです。
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お電話
会社に対しても、ご利用者に対しても電話はしません。電話が要る会社は、かける前に伝える内容を書いてお渡しします。
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同行
役所、金融機関、ご自宅、店舗への同行はしません。全国から文字で使える形に絞っています。
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お金の取り扱い
預り金、立て替え、返金の受け取りはしません。返金は相続財産の一部として、相続人の方々で扱いを決めます。
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名乗りを変えること
故人やご家族を名乗りません。「相続人の依頼を受けた者」として連絡します。メールでは相続人の方をCCに入れ、フォームでは会社からの返事をそのまま共有します。
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ログイン情報のお預かり
故人のメール、スマートフォン、各種アカウントへのログインはしません。相続人のIDやパスワードも預かりません。
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できる範囲を広く見せること
メールとフォームで進む会社に限って連絡します。電話、来店、弁護士や司法書士の業務は引き受けません。
お引き受けできない状況
途中で分かった場合も、その時点で止めます。そこまでに整理した内容はお渡しします。
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相続人のあいだで意見が分かれている
遺産の分け方、返金の受け取り、解約の可否で話し合いがついていない場合は、弁護士への相談が先です。
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認知症などで、ご自身で判断することが難しい相続人の方がいる
その方の意思をどう確認するか、だれが代わりに手続きするかを先に決める必要があるため、契約の整理だけを先に進めることはしません。
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海外の要素がある
海外の資産や口座がある場合や、相続人に海外在住の方・外国籍の方が含まれる場合はお引き受けせず、弁護士へのご相談をおすすめします。
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身元保証、死後事務委任、遺言、任意後見の相談
このサービスで扱うのは契約と手続きの整理です。これらの相談は、弁護士・司法書士へのご相談をおすすめします。
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相続登記、相続税申告そのものの依頼
期限の確認と相談先の整理までです。申請や申告は、司法書士や税理士の業務です。
誰に頼めばよいかの早見表
| やりたいこと | 頼む先 |
|---|---|
| サブスク、定期便など、メールやフォームで受け付ける民間の契約を止めたい | おくやみのあと |
| 何をいつまでにやるか整理したい | おくやみのあと |
| 役所、年金、銀行の窓口に行く準備をしたい | おくやみのあと |
| クラウドの写真やSNSをどう扱うか決めたい | おくやみのあと |
| 家や土地の名義を変えたい | 司法書士 |
| 相続放棄をしたい | 司法書士・弁護士 |
| 相続税の申告をしたい、申告が要るか知りたい | 税理士 |
| 故人の確定申告をしたい | 税理士 |
| 遺産の分け方でもめている | 弁護士 |
| 解約や返金で相手方と争いになっている | 弁護士 |
| 自分の契約を、いまのうちに書き出しておきたい | おくやみのあと |
| 遺言書を作りたい、死後事務委任契約を結びたい | 弁護士・司法書士 |
なぜそうしているのか
このサービスは、できる範囲を狭くしています。狭くすることで、記録の残る連絡だけを扱えます。
電話や同行を始めると、記録が残りにくくなります。会社から聞いたこと、会社へ伝えたこと、相続人の方が見ている範囲がずれます。
メールとフォームでは、送った内容、受付番号、会社からの返信を記録します。メールでは相続人の方をCCに入れ、フォームでは会社からの返事をそのまま共有します。
お金を扱わないのは、返金が相続財産の一部だからです。受け取る人をこちらで決めることはできません。
登記は司法書士、申告は税理士、争いのある交渉は弁護士の仕事です。こちらは契約の一覧と経過をまとめ、必要なときに相談先へ渡しやすくします。